テストの解き直しのやり方教えます

テストや模試を「やりっ放し」にしていませんか?

間違えた問題は宝物?

この仕事をしていて、よく聞く質問の中に「どうやって勉強すればいいですか?」という質問があります。そもそも「勉強」とはわからないことをわかるようにすることです。ですからまずは「自分が何がわからないのか理解する」必要があります。「何がわからないのかわからない」ともよく聞きます。そんな時に手っ取り早いのは「テスト直し」です。いつもテストが終わると、学校によってテストの解き直しが宿題として出る学校もありますが、たとえ宿題として出なくても必ずテスト直しをする癖をつけましょう。塾の先生で「間違えた問題は宝物だよ」とおっしゃる先生がいました。確かにその通りで宝物(間違えた問題)を見つけてそれを獲得(直し)をしていけば王様(学年1位)になるのも夢ではありません。しかしやみくもに解き直しをしたところで効果は見られません。どのように解き直しをしたらいいのか教えていきます。

数学

まずは間違いの分類分け

数学に限らず間違えた問題の種類は「わからない」「時間が足りない」「ケアレスミス」の3種類ではないでしょうか。その中の「時間がない」と「ケアレスミス」から解き直しの仕方は「時間をきにしなくていいからまずは落ち着いて解いてみる」方法ですねふつうに解いてみてください。計算問題は「符号間違い」や「計算間違い」が原因で解き直したらできたならいいのですが、それでも同じ計算ミスをしたならそれは「ケアレスミス」ではなく必然の間違いだったのです。なぜ間違えたのかやり方を間違えて覚えていたのかしっかりと確認する必要があります。文章問題や図形問題は式や考え方はわかったのに時間がなくて焦って間違えたのかそれとも根本的に理解できていなかったのかここでわかります。直してみてできたのならこれは単純に問題演習が足りなかっただけですね。それではこの問題はどこかで見たのでしょうか?「教科書、問題集、プリント等で見た」問題なら次回のテストの勉強は出題されたツールの問題を何回も繰り返し演習しましょう。「その問題は前にやったから」ではなく問題を読んだだけで正しい式が頭に浮かぶくらい繰り返しましょう。

解答が空欄の問題

これはまずは出題ツールを見つけましょう。これがもし教科書、問題集、プリントのいずれかから出題された問題であるならばこれは単純に「勉強不足」です。最低限これくらいはしっかり勉強してわからない問題をテストまでに潰すようにしてください。これが見たこともない問題ならこれは発展編の問題集を購入して難しい問題を解く練習または塾に通うかして対策しましょう。ただし先程申した教科書、問題集、プリントの復習ができている場合に限りますから。

英語

数学とは異なる間違いの分類分け

英語の間違いは単語のスペルミスなのか、文法(語句の順番等)の間違いなのか要は単語か文法かですね。単語で書いてあるのに移し間違えたにせよ間違えて覚えてたにせよ、単語のミスは絶対になくしましょう。普段から単語を正しく覚えるよう癖付けしておいてください。新出単語は前日にもう一度スペルチェックをしてください。間違えて覚えていないか最後にもう一度確認してください。文法問題はなるべくたくさんの文を覚えることが大切です。例えば問題集のかっこの穴埋め問題は空欄部分だけでなく文ごと覚えるように心掛けましょう。

テスト直しの注意点

宿題としてテスト直しが出ているならまずは普通にテストと同じように解いて提出してください。それが終わったらもういちど今度は日本文だけを見て、英文を全部正しい順番とスペルで書けるか確認する意味で英作文してください。穴埋めだけしても力はつきません。並べ替え問題も語句を見なくても英文が書けるように普段から練習しましょう。出題された問題がどのツールから出題されたのかチェックすることも忘れないでくださいね。

理科・社会

まずは教科書を見ながらでもいい

理科と社会はいかに教科書の内容を理解できているかが大切です。まず教科書を見ながら間違い直ししてください。「そんなの見なくてもできるよ。」と言う人は高得点なのでそんなに直す問題はないのでいいですが、教科書を見ながらでもまるでわからない時は「テストまでに教科書をしっかり読み込んでください。」と言うしかありません。問題によっては(例えば理科物理分野の計算問題)は教科書を見ただけではわからない問題もありますが、それよりもまず教科書のどの辺の内容から出題されているのかわからない状態の人が困るのです。社会は問題を見ながら「このページのこの辺の内容だよな」となるくらいにはせめてしてください。それから始めて「こうやって出題されるんだ。」ということがわかるのですから。

国語

漢字と文法はしっかり直すこと

国語のテスト直しは他の4科目に比べてそれほど直しが大切ではありませんが、漢字と文法だけはしっかりやっておいてください。それと古典、漢文は単語と現代語訳はしっかりできるようにしてくださいね。

テスト直しはなぜ必要

自分の今の段階で出来る問題と出来ない問題の分類分けができると言うことと、出題ツールを探ることで次のテストの対策がしやすくなるということですね。

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