中学3年生から受験勉強をはじめても間に合う?

よく聞く「3年生の夏休みからが勝負」は本当ですか?

鵜吞みにしていい人、悪い人がいますからご注意ください。

よく学習塾の勧誘チラシで「勝負の夏」とか「夏休みを制する者は受験を制する」など格言のようなフレーズを目にしたことはありませんか?これはとらえようによっては「高校受験は夏休みからで間に合うんだ!」と思う人もいるのではないのでしょうか。これは半分正解で半分不正解ですね。確かに夏休みは受験生にとってとても大切なのは間違いありません。でもすべてではありません。どういう事なのか説明致します。

自分の成績の「現在地」を理解しましょう(算数編)

中学3年生を迎えるまでに小1から中2までの学年を過ごしてきています。ではそれまでに学んできたことをどれくらい理解してきましたか?どれくらい覚えてきましたか?ということなのです。国語と算数が圧倒的に長い時間をかけて勉強していますが果たして習ったことすべてを理解できているでしょうか。数学は単元が大きく分けると文字の式、方程式、関数、図形、データの5分野です。はじめの文字の式、方程式、関数は計算問題と文章問題があります。そのあたりの復習からで大丈夫ならいいのですがこれが「小数、分数の計算の自信がない」くらいがギリギリで「小数、分数の計算の仕方がまったくわからない」や「繰り上がりの足し算や繰り下がりの引き算」を結構間違えてしまうとなるとまずはそこから復習しないといけません。「計算が苦手でも図形やデータは関係ないのでは」と考える人もいるかもしれませんが、数学はどの単元にも計算が必要なのでそこから始めなければなりません。もちろん現在の単元と並行して勉強することは可能ですから毎日必ず計算問題を解いてから通常の勉強に入るようにすれば克服できます。しかし足し算、引き算をする時に指折りをしてたり、掛け算の九九が怪しいようならこれはしっかりと小学生算数から復習する方がいいです。

自分の成績の「現在地」を理解しましょう(英語編)

英語のテストは私見ではありますが具体的なバロメーターがあります。それは中学生になったら「英語のテスト2回続けて30点以下の点数」だったら今、やっている単元から前のところからわからなくなっています。これは学年を問いません。この状態になったら次のテストの範囲の勉強ではなく30点以下になる少し前から復習することをお薦めします。中学1,2年のテストがずっと50点前後以上取れていたら中学3年生からでも間に合わないこともありません。

自分の成績の「現在地」を理解しましょう(理科、社会編)

こちらの2科目は前回のテストで0点を取っても次のテストで100点が取れないことはない科目です。理科はやはり物理、化学が苦手な人が多いと思います。しかしこれは夏休みになってからでも十分に間に合いますが条件があります。それは小学4年レベルの算数の文章問題が理解できてること。具体的には何算を使うのか理解できることです。それだけ分かれば大丈夫です。生物分野は暗記が多いのでしっかり覚えましょう。地学分野は計算問題も暗記事項も多いので苦手な人が多いです。社会は地理、歴史、公民ですが、1,2年生の時に社会が嫌いだった人は公民にすべてをかけましょう。これは1から始めますからハンデがありません。

中3から受験勉強って

結局は中学に入学してからどれくらいの成績なのか

少なくともどの科目もずっと50点付近以上を取り続けてきた人なら中学3年生から受験勉強を始めても間に合うかもしれないギリギリのラインじゃないでしょうか。すなわち中学3年生までまったく何もやってなくていきなり中学3年生から受験勉強を始めてもそれはちょっと難しいです。

狙う高校のレベルでも変わってきます

今までの話はあくまで内申点が27~30くらいで狙える公立高校のお話でありましてこれ以上の内申点が必要なレベルになってくるとまた変わってきます。内申点が30~36くらい必要なれべるになると中学2年生までの成績が5科目の内申点が15以上は必要ではないかと思います。ですから中学3年生から受験勉強が間に合うかどうかは実は中学2年生になるときに一つチェックポイントがあるのです。

中学2年生が進路の分岐点

主要5科目で「5」を作る「1」をなくす

得意科目を作ることと苦手科目をなくすことが大切

中学2年生までに必要な学習能力はバランスのよい「オール3」型よりもまずは「平均でオール3」が良いでしょう。中学3年生になるときに自信をもって「〇〇は得意です。」と言えるようにしておきましょう。そしてできれば「1」はもちろんですが「2」もできるだけなくせるようにしましょう。ただしこれは得意科目を作ることの方が大切なのでその優先順位は気を付けてください。そうはいっても英語や数学が「1」や限りなく「1」に近い「2」であればその後成績を伸ばすことは厳しくなるので英語と数学は気をつけてください。

理想の得意科目は英語か数学

先程申しましたが、得意科目を作るにあたってその理想の科目は「数学」または「英語」が理想です。このどちらかが苦手になってしまうと得意を作りことより苦手克服に時間がかかってしまう場合があります。できれば「5」が取れないまでも「4」くらいをとれるといいです。そうすれば比較的伸ばしやす科目を3年生で時間をかけれますから。

結論は

中学3年生から受験勉強を始めるためにその下準備をしておかないといけません。数学は小学校の算数から時間をかけて勉強すると結果的に中学で役に立つことになります。

LETS進学塾では

小学生から算数の文章問題に特化した講座もあり、英語も小学生の遅くとも6年生から中学の内容の学習を開始して高校受験に備えているのです。中学3年生からと言わず、中学1年生、もしくは小学校の高学年からでも早すぎることはありません。ぜひ一度LETS進学塾の体験授業を受けてみてください。

 

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