受験勉強のやる気が出ない原因と対策方法について解説

なぜ受験モードにならない?その原因って・・・

2学期にも1カ月以上が過ぎて10月も半ばになります。中3は残すテストが期末テストだけになりました。多くの受験生は受験モードになって必死に勉強をしていることでしょう。ところがまだまだのんびりと受験を構えているお子様も少なくありません。なぜそんなに余裕があるあるのでしょうか?

「受験」と言われすぎてウンザリしている

受験になると親御さんは不安もあってか周りと比較してしまう傾向があります。
例えば兄弟と比較してしまうケースだと下記の様な者があります。
「お兄(姉)ちゃんは今頃毎日必死に勉強をしていたよ。」
「お兄(姉)ちゃんは次のテストではこれぐらいの点数を取ったんだよ」
挙句兄や姉から直接、「この問題できないのヤバいよ」などがあります。

また比較としては友達と比較されるケースもよくあります。
「〇〇君は模試でAランク取ったんだよ」
「夏休みは毎日8時間勉強しているらしいよ」
「受験が終わるまで携帯はいらないって〇〇君は自分から言ったんだよ」
「この点数じゃ〇〇高校は無理だよ」(ネットの情報を見て)

これらのように本人が受験を意識する前に周りから言われすぎてウンザリして受験モードになれないことはよくあります。確かにお兄さんお姉さんがいる家庭は実際はしっかりとした情報があるので基本的にはアドバンテージがあります。また親御さんの発破が効いて受験モードに切り替わったという実例もよく耳にしますので発破をかけること自体が悪いわけではなく、お子様がウンザリしてるのに発破をかけるのは効果があまりないということです。

何とかなると思っていて実際何とかなっている?

これが一番の問題ではないかと思うのですが、昔は中学卒業したら就職するお子様がクラスに1人や2人はいました。家庭の事情で就職する子もいましたが高校に行くだけの成績がなくて就職する子もいました。

しかし今現在は本人が望めば高校または、専門学校にはほとんど全員が入学できるようになっています。そうなるとお子様の中で「今の自分の成績ならそんなに勉強しなくてもどこかの高校に入学できるでしょう?だったらそんなに頑張る必要もないでしょう?」と考えるお子様がいます。

このように考えだしたら困りものです。本人に志望校がなくどこの高校でもいいと思い始めたら、いくら親御さんが「お金がないから公立高校行って」と言ったところで、もし実際にお子様が私立高校しか受からなかったら「なんとか工面をして高校に通わせないと」と思ってしまうのが親心です。子供達も頭のどこかでその考えに甘えてしまっているのです。ですので、このような状況に陥る前に進路の話をしっかりしておけばよかったのでしょうがもちろん手遅れなので他の方法でやる気にさせるしかないです。

成績が足りていて今のままなら合格できる

個人懇談で担任の先生から「今の成績なら〇〇高校しか行けないぞ」と先生はやる気を出させるために言ったつもりが当の本人が「それならその高校でいいや」と思ってしまう場合があります。こうなると緊張の糸が切れてしまう可能性があります。また1学期に目指してした高校も、「今の成績で行ける高校に変更した方が楽に行ける」と楽をする方ばかりに考えるお子様もいます。高校入試はこれから先の人生の苦労を考えるとそれほど大きい困難ではありません。楽をすることばかり考えるのではなく困難に立ち向かうことも入試をきっかけに子供たちに教えることが大人の役目ではないでしょうか。いったん楽をすることだけを考えてしまったらやる気モードにもっていくには骨が折れます。

どうすればやる気モードになるの?(対策方法)

これはやはり「話し合い」が一番のそして唯一の解決策です。誰と、どんな内容で、どんなタイミングで話し合いをすればいいかが問題になってきます。

誰と話し合えば・・・家族、学校、塾

話し合いはまずは家族の方にお願いしたいと思います。お子様がどんな考えを持っているのか、受験を真剣に考えているのかといった気持の面だけでも確認するといいですよ。具体的な内申点がどれくらいが必要でテストの結果がどれくらい必要かは学校や塾に任せてもいいと思います。とにかくお子様がどれくらいの気持ちで受験に立ち向かっているのか確認してください。

どんな内容・・・行きたい理由を一緒にさがそう

面接でなぜこの高校を選んだのかという質問に「校風が自分に合っている」「自分の将来の夢を実現するのに一番可能性が高いから」などの取り繕う理由ではなく、(実際そう考えて決めた人はすみません)「近いから」「きれいだから」「友達がたくさん行くから」「成績から判断するとこの高校ぐらいだから」「入りたい部活が熱心に活動しているから」「帰り道に行きたい店があるから」等々本音の部分の「行きたい理由」をお子様と探してみてください。最初に親御さんから「どんな高校行きたい?」と聞いて「わからん」と言われたら「近いのと遠いのどっちがいい?」とか「きれいなのと汚いのどっちがいい?」「どんな部活をやりたい?」「帰りにあの店通るとうれしいか?」などあまり成績や将来といった具体的な話だけではなく、こういった条件だけで選んだ高校なんかも提案してみてはいかがでしょうか。案外そんなところから行きたい高校が見つかるかもしれませんよ。それからその高校の偏差値を調べてもいいと思います。

どんなタイミング・・・テスト前にはしてください

2学期の期末テスト前までには話し合ってください。それまでに本音部分で行きたい高校を決めて偏差値を調べてください。わからなければ通っている塾に聞いてください。そうすれば内申点がこれくらい必要だから次のテストはこれくらいの点数を取らないといけないなと自分で感じることが受験モードに入っていくきっかけになります。

「そんないうまくいく自信がない」ときは

もちろん上記は成功事例であって万人に合うとは限りません。うまくお子様と話し合う自信がなく塾も通っていない、学校の担任の先生も話しづらいなら是非ともLETS進学塾にご相談しに来てください。進路相談だけでも構いません。どうすればやる気モードになってくれるか具体的なご提案もしますので一度足を運んでみてください。

 

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