高校受験をするにあたって大切なのは「内申点」と「当日点」です。その中で内申点を上げるのが苦手な人で公立高校受験や難関私立高校受験（東海高校や滝高校）を考えている人のためのコラムになります。
難関私立高校受験を考えている人
これはもう内申点云々ではなく確実に当日点が大切になります。このコラムを読んだらすぐに受験対策の勉強をしてください。期末テスト勉強もこのレベルの高校を目指すならそこそこで大丈夫です。ではどんな勉強をすればいいかと言うと受験科目全てにおいて「ハイレベル」な問題を解けるようにすることです。本屋さんで市販されている問題集の中で一番難しそうな問題集を選んでください。
英語・数学・理科の進め方
問題集を進めていくうえで間違えた問題は必ず問題にチェックを入れるようにしてください。ただ間違えた問題というだけでなく、「ケアレスミス」、「途中までの考え方はあっていた」、「全くわからなかった」などどのような間違え方をしたのかを把握しながら進めてください。この間違えを全部クリアしてから過去問を始めると良いでしょう。
国語・社会の進め方
国語は同じ問題集を繰り返すよりとにかく問題数をこなしてください。小説、論文、古典、漢字と多くの問題集を解いてください。答え合わせの時に解説もしっかり読むことです。社会はできた問題でもその問題付近の時代背景や位置関係があやふやだったら必ず教科書を見てよく理解してください。時代背景、位置関係を理解したうえでどのように問題になっているのか把握できると良いでしょう。
公立高校受験を考えている人
まずは期末テストの勉強をしてください。できる限り内申点を上げる努力はしてください。もちろん学年末テストの勉強も疎かにしないでください。なぜなら学年末テストの範囲は受験問題の範囲だからです。学年末テストの勉強は内申点を上げることと偏差値を上げることが同時にできる勉強と思ってください。
公立高校の受験問題の範囲は「教科書の最後まで」です
これが以外と厄介なことなのです。学校の授業の進み方が速い学校は学年末テストの範囲で入試範囲を全て終えてくれるのですが、進み方が遅い学校は入試までに範囲を終えるペースで進めてしまうのです。これは内申点が足りている人はいいのですが、当日点勝負（偏差値）を考えている人には厳しい状況になります。
ペース配分に気を付けよう
2学期の期末テストが終わったら、学校の授業の進み具合に関係なく少なくとも数学は円周角、三平方の定理、英語は関係代名詞、仮定法までは12月中に予習を終わらせておきましょう。学校の授業の進み方が英語と数学に問題がない時の理科と公民は英語、数学ほど予習を終えないといけないことはありません。むしろ英語と数学の最後の単元の勉強をこの時期にしっかりとする方が偏差値を上げるのに効果的だと言えます。1月の前半は学年末テストの勉強をしてそれが終わったら私立高校受験の対策（志望校の過去問を解いてください。）をしてそれが終わったら公立高校の入試対策に入らなければなりません。2月に英語や数学の授業の遅れに付き合う暇がないのがこれでおわかりいただけたでしょうか？
同じ内申点でも・・・
内申点27点と聞くとオール３とイメージしますが、例えば主要5科目のうち国語以外が４で国語が３、副教科がオール２の内申点27点と主要5科目がオール２で副教科がオール4プラス１の内申点２７点とあったらどちらが偏差値が高いかはわかりますよね？
内申点が苦手で偏差値を上げないと志望校に行けないと言うには副教科が内申点の足を引っ張る場合にしてください。
勉強方法は同じではない
通知表の評定が３以下と４以上で勉強方法が変わりますのでご注意ください。
数学の勉強方法
４以上の人は難問の図形問題も解けてほしいので、三平方の定理や相似の難問を多く解いてください。最悪そこができなくても他の問題ができれば８割以上の点数が取れるので、他の単元もバランスよく勉強してください。
３以下の人は計算問題は絶対に落とさないよう心掛けて勉強してください。それと文章問題かグラフ問題か簡単な図形問題を取れるようにして６割は取れるよう目指してください。
英語の勉強方法
４以上の人はリスニング、自由英作文などの問題を取れるような勉強を心がけてください。それに長文問題が出るので、長文読解問題を中心に勉強してください。リスニングと自由英作文ができたら満点も夢じゃありません。
３以下の人は大変です。どれも難しい問題なのでどこで点を取るのか非常に判断が難しいです。リスニングのYesかNoで答える問題を聞き取れる練習をすることと自由英作文の練習の方が点は取りやすいかもしれません。５割はきらないようにしましょう。
理科・社会の勉強方法
４以上の人は全部の単元をバランスよく勉強してください。理科なら１～３年の物理、化学、生物、地学、社会なら歴史、地理、公民です。４以上なら得意意識があるでしょうからしっかりと時間をかけて８割以上を目指して勉強してください。
３以下の人は全部の単元をバランスよくするのは苦痛でしょうからある程度範囲を絞って勉強しましょう。社会なら歴史、地理、公民の中から２つに絞って、理科なら物理、化学、生物、地学または学年で絞りましょう。ちなみに昨年はコロナウィルスで学校が休みになった影響か３年生の単元がほとんど出ませんでしたので今年は３年生の単元に絞るのもありでしょう。５割を切らないようにしましょう。
国語の勉強方法
４以上の人は小説、論文、古典、漢字バランスよく勉強しましょう。国語は過去問をたくさん解くのがいいと思います。80文字前後の記述問題は内容要約です。これも過去問が良いと思います。漢字だけは専門の問題集で勉強しましょう。８割以上を目指せます。
３以下の人でも国語は6割～７割が狙えます。やはり過去問を多く解けばいいでしょう。内容要約の記述は捨ててもいいでしょう。
最後に・・・上記の中で一番気を付けること
２学期の期末テストが終わってから１２末までのペースです。もし学校のペースが遅くて心配ならば・・・
