表題の考え方は落とし穴ですよ!
よく聞く「中学生になる時に通い始めればいいのでは?」と言う声を耳にしますが、タイミングも区切りも丁度いい中学生から通えばいいかなと思う方は多いのではないでしょうか。
中学生になると定期テスト毎に順位が目に目る形がわかるようになります。成績が出た時に「今の成績では志望校は難しいよ」と言えば否が応でも成績を意識してしまうでしょう。これが中学生になってから塾に通わないといけないと思える理由ではないでしょうか?
今回はそんな塾に入るタイミングを迷われている方に向けて記事を書きましたので拝読いただけると幸いです。
目次
はじめに
表題の考え方は落とし穴ですよ!
大事なことなので2回言いました。
少し様子を見て、成績がよくなかったら通うと考えていて、夏休み明けのテストあたりから成績が落ちてきてから塾に通い始めれば十分と考えている方もいることでしょう。 これらの考え方は間違っているとは思えません。ですが正解と言い切れません。何故なら、一人ひとり目標、状態、能力が違うからです。
「当たり前でしょ」と失笑している方もいるでしょうがよく考えてください。そもそも「塾は何年生から入ればいいか?」と言う質問の答えに全員が当てはまる答えはないのです。ですからこういう考えで塾に入る時期を決めてください。それは・・・
【この目標なら勉強がどんな状態になったら塾に入ればいいですか?】です。
これこそが皆さんの聞きたかったことではありませんか?
目標別による塾に通わせたほうがよい時期
目標① 学校の授業についていく
1学年前の勉強の内容が理解できなくなったら(小学生)
小学生は算数で新しい単元に入るとき、初めに前の学年で習った内容を復習してから入りますよね。その時にことごとく前の学年の内容を忘れているようならこのタイミングで入塾するといいでしょう。1学年前からしっかり復習することで今の勉強内容も理解しやすくなります。英語は指導内容がかなり前倒しになったので5年生でアルファベットやローマ字が出来ない状態、6年生でbe動詞・一般動詞が理解できないなら入塾しましょう。中学の英語についていけなくなります。
自力で予習が出来なくなったら(中学生)
中学生は数学・英語の予習が自分の力で出来ないなら入塾しましょう。授業に入る前に理解出来ないと、授業についていけなくなる可能性が大きくなります。
目標② 私立中学受験
2学年先の予習を自力で出来なくなった時
中学受験は基本的には4年生くらいから塾に通ったほうがいいと思います。それでもできるだけ自力でいきたいなら、少なくとも教科書の内容は2学年先の内容を自力で予習できるくらいの能力は必要です。4年生が終わるまでに教科書の内容を理解出来たら受験対策用の応用の問題集をこちらも自力で理解してください。それが出来なくなったら塾に通いましょう。
目標③ 中学で成績上位→上位高校合格
1学年先の予習を自力で出来なくなった時
中学で成績上位を目指すなら小学生の時に自分の力で次学年までの予習が出来なければ塾に通いましょう。これは算数です。英語は5年生でbe動詞と一般動詞(1・2人称)が理解出来なくなった時、6年生で一般動詞(3人称)複数形、形容詞、副詞が理解できなくなった時です。
中学生になったら英語も数学も1学年先の予習が自力で出来なくなった時です。それと英語と数学は大丈夫でも理科と社会が通知表で「3」以下なら通わせてください。
この状態は要注意!すぐに塾に入ったほうがよい状態
要注意① 勉強の仕方をわかっていない
わかっていない時の勉強方法①
→教科書をひたすら写す
文字通り教科書を写して「勉強した」と思ってしまうことです。小学生の低学年ならまだこれでもいいのですが、高学年でこれをすると、本人も親御様も文字がたくさん書かれたノートを見てよく頑張ったと勘違いしてしまいます。正直言ってほとんど頭の中に内容は入っていません。1回写し書きをするなら5回読んだほうがまだ頭にはいります。
気を付けてほしいのは「ノートまとめ」は大いに結構なんです。ただ写し書きをするのではなく自分なりに教科書を読んでから内容をわかりやすくするためにノートにまとめる勉強方法です。むしろ推奨する勉強方法です。
わかっていない勉強②
→問題を解いて答え合わせをしない
わかっていない勉強③
→問題を解いて間違えた答えの上から赤ペンで答えを書くだけ
②と③は勉強の本質を理解していません。勉強は・・・何が出来ないかを見つけて出来なかった問題を出来るようにすることなんです。問題を解いてるだけでは教科書を写す事と大差はないです。また間違えた問題を赤ペンで書くだけなんて本当にもったいないです。
間違えた問題はまさに「宝物」なんです!その問題をやり直して出来るようになったらその時勉強をする前よりも「賢くなった」のですよ!宝物は見つけて持ち帰って自分の物にして始めて「お金持ち」になるのであってそれを見過ごしたら見つける前と変わらないですよね?せっかく自分が何を間違えたのかがわかったのにそれをほったらかしにしてしまう・・・「知識の金持ちになる機会」を捨てています。
要注意②お子様から「塾に行きたい」と言った時
これは先程とは逆でお子様が「やる気」になっているのですから家庭の事情が許すのであればすぐに通わせてください。お子様が何か自分の中で「成績を上げたい」「志望校が決まったからそこに絶対合格したい!」などの理由で親が言わなくても勉強する状態になっています。そっと背中を押してあげましょう。
気を付けてほしいのは小学生が「〇〇君(さん)が通っているから」だけの理由の場合は、そのお友達がしっかりしていること、成績が自分のお子様と近いことが条件になります。 中学生の場合はこれは無条件で通わせることをお勧めします。
どんな塾に通えばいいのか
家から近い塾
知人の紹介などを除けばまず始めはこの条件がいいと思います。話を聞いて体験授業を受けて(これは数回受けることをお勧めします)みてください。
「一斉指導」か「個別指導」か
塾には大きくわけると、学校のような先生が授業をするスタイルの「一斉指導」か一人ひとり別々に指導する「個別指導」に分かれます。個別指導は先生1人に対して生徒が何人かが塾によって変わりますのでご注意ください。
どちらがいいかは体験授業を受けてみてください。
指導する先生との相性
塾長ではなく直接指導してくれる先生との相性が大切です。話を聞きに行って塾長さんの話に感動して入塾したら指導する先生は別の人で良くなかったり良い先生だけど途中で担当が変わったりする塾は気をつけましょう。 直接塾長が指導する塾はその塾長が気に入らなければ選ばなければいいだけです。
塾選びは知名度だけで判断しないこと
知名度がある塾は実績があるので信用できることが多いと思いますが必ず全員にマッチるとは限りません。これだけ塾が多いと探すのが大変とは思いますが、ご近所の小さい塾も候補に入れるといいでしょう。お子様が本当に学びたいと思える講師がいて通いたいと思える環境の塾を見つけてください。
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。読んでみて気になることや思い当たることがあればご遠慮なくお申し付けください。ご相談だけでも承ります。LETSが気になった方は是非内容もお確かめください。
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