高校受験の直前に取り組むべきこととは?直前の過ごし方について解説

高校受験の試験日が近づくと、なにをどのように取り組むべきか、悩んでしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?精神的にも焦りを感じるこの時期、やるべきことに集中して取り組めば、限られた時間をより効果的に使えます。そこでこの記事では、高校受験の直前にすべきことについて、そして直前にやってはいけないことについてもご説明します。

1. 自分のやってきたことを見なおす

高校受験の直前は、まず自分のやってきたことを見なおしてみましょう。

1-1. 全範囲を見なおす

高校受験の直前ともなると、いままで取り組んできた参考書や問題集があるはずです。まずは、学習した全範囲を見なおすことに取り組んでみましょう。 人間は忘れる生き物です。覚えたと思っていても、どんどんと忘れていってしまいます。そこで見なおし、復習を重ねることで、記憶に定着させていきます。忘れる前に見なおす習慣をつければ、知識の定着にもつながるでしょう。見なおしをするときのポイントは、3つです。

・あいまいに覚えない 見なおしをしていると、「わかったつもり」、「知っているつもり」にしていたところが出てきます。見なおしをする際は、そのあいまいさをなくすように心がけましょう。 具体的には、まず確実にわかっている、あるいは覚えているものを区別します。次に、全然わからない、あるいは覚えていないものを区別します。そうすると、残りは中途半端に覚えているところです。 このように見なおしをすべきところに重要度をつけることで、限られた時間でも焦点を絞り、見なおせるようになります。あいまいに覚えているところは、集中的に理解するように努めることで、しっかりとした知識が身につくでしょう。 ・アウトプットを意識して見なおす 試験の本番で知識を使えるようになるためには、頭のなかに覚えている知識を実際にアウトプットとして出す必要があります。アウトプットができないと、いくら覚えていても試験では使えません。 そこで見なおしをする際も、アウトプットを意識してみましょう。具体的には、参考書や問題集の問題を実際に試験で回答しているかのように意識して、見なおすことです。 ・とにかく繰り返し見なおす 最終的には、自分が取り組んできた参考書は、自分が完璧に覚えたと思えるまで、繰り返し何度も見なおすことをおすすめします。

難関高校を突破するような生徒のなかには、同じ参考書を6回、7回と繰り返し見なおしている生徒がいます。最初は1冊を取り組むのに数日から数週間かかっていたとしても、何回も取り組み続けると10分程度で見なおすことが可能になるでしょう。

1-2. 自分の弱点を見なおす

全体の見なおしとあわせて、重点的に自分の弱点を見なおすことも重要です。弱点分野は、最後まで手をつけたくないかもしれません。しかし苦手や弱点を克服することが、志望校に合格する最短ルートでもあります。 弱点分野の見なおしは、できる限り簡単な参考書からはじめ、先生に質問するなどして挫折しないように取り組んでみましょう。また弱点分野のなかでも、とりわけ弱いところがあれば、そこを書き出してノートなどにまとめておくとよいでしょう。そうすることで、最後の最後に集中して見なおせます。

2. 過去問対策を行う

全体の見なおしとあわせて、志望校の過去問対策も重要です。

2-1. 志望校の過去問に取り組む

過去問と同じ問題が出ることはありませんが、出題される傾向や問題の形式は似ている傾向があります。最低でも3年、できれば5年分の過去問に取り組み、かつ繰り返し解いてみるとよいでしょう。そうすることで、志望校の試験に苦手分野が多く出題されるようであれば、見なおすときに意識できます。

2-2. 時間配分を実際に経験する

過去問に取り組むときは、できる限り試験本番を意識します。試験の時間配分に従って問題を解いてみる、また実際に試験のときに使う予定の文房具を使って解いてみることで、本番の緊張感も事前に味わえます。 本番を意識して取り組んでおくことで、当日のイメージトレーニングができ、実際の本番では心に余裕が生まれるでしょう。

3. 高校受験直前にやってはいけないこと

高校受験の直前にやってはいけないこと、それは次の3つです。

3-1. 過信すること

自分のやってきたことに自信をもつことは大切です。しかし、自分ができると思って弱点から目を逸らすことがないようにしましょう。落ち着いて、冷静に試験にのぞむことが重要です。

3-2. 新しいことに手を出すこと

試験前、知らないことがあると不安になります。けれどもこの不安は、受験生みんなが感じるものです。 不安にかられて新しい参考書に手を出すと、不安は大きくなってしまいます。やると決めた復習に焦点を絞り、不安を払拭しましょう。

3-3. 諦めること

受験は最後までなにがあるかわかりません。受験を決めた以上は、決して最後まで諦めないという気持ちが大切です。

4.まとめ

高校受験の直前に取り組むべきことについて、ご説明しました。基本的には、いままで取り組んできた自分の勉強内容に自信をもち、とにかくひたすら見なおしを行うことです。 個別教育LETS進学塾では、高校受験を控えた受験生に、直前対策も指導しています。ぜひ、最後まで決して諦めないで、ともに志望校合格を勝ち取りましょう。

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