我が子が憎くて注意しているわけではないでしょう。それはわかります。我が子の将来を考えたら尚更でしょう。でも気をつけてください。その発言や態度でお子様の自尊心や自立心を傷付けているかもしれないことを気にかけてください。
𠮟ってばかりいませんか?
悪い事を注意するだけではいけません。
子供の私生活の中ですぐに注意する
注意①親:「ゲーム(ユーチューブ・テレビ)ばかりしてる(見てる)!」または「時間が長い!」
子供(心の声):「まだ始めたばかりなのに」
注意②親:「いつ宿題(勉強)するの?」
子供(心の声):「自分のペースでさせてほしい」
比較しながら注意する
注意①親:「〇〇君は1日△時間勉強してるんだよ!それで大丈夫なの?」
子供(心の声):「〇〇君は塾と家庭教師つけてるよ!」
注意②親:「もうすぐテストが近いでしょう?そんなダラダラしていたらまた順位が下がるよ!」
子供(心の声):「下がったことくらいわかっているよ。しつこく何回も言わないでほしい。」
受験のことで注意する
注意①親:「そんな成績で〇〇高校行けると思うの?」
子供(心の声):「別にその高校に行きたいわけじゃないのに」
注意②親:「今のままじゃいける高校なんてどこにもないよ!」
子供(心の声):「行ければどこの高校でもいいや」
親御さんの気持ちは本当によくわかります。わたくしも教室で集中していない生徒を見ると激しく注意したくなります。それはその子のためを思って「今、勉強しないでいつするんだ?」という気持ちを押し付けたくなるからです。しかしそれを続けていると生徒の心ははどんどんわたくしから離れてしまい、その結果面と向かっては何も言えずに心の中で不満を爆発させてしまうのです。そのような状況を親と子供の会話形式で表してみました。何か思い当たる節はありませんか?
子供に「自分はダメだから勉強しないといけない」と思わせるのはやめましょう。
ダメ出しばかりの説教は子供の自信を失いかねません
「またダラダラして」「何回言ってもわからないの?」「こんな成績取ったらお母(父)さん恥ずかしくて外歩けない!」「勉強ぐらいはできるようになってよ」など聞いたことがある親御さんの注意の言葉を並べてみました。ここまでではないにしろ、似たようなことは言ったことがありませんか?こんなことを毎日何回も聞かされたら間違いなく子供は自信をなくします。そして認めてくれない親御さんも信用できなくなります。
無駄に焦らせる発言も控えましょう
「いつになったら本気で勉強してくれるの?」「お母(父)さんは同じ年の頃もっと勉強したし、もっと成績が良かった!」これも決して子供を発奮させる言葉にはなりません。もう子供を焦らせて、危機感を持たせて勉強させるという手段から親御さんも卒業しませんか?
やっぱり子供は褒めて伸ばしましょう!
子供は親に認められたい、信頼されたい、期待されたいのです。
なんだかんだ言っても子供は親にいいことを言われたいのです。そうすれば「自分のことを褒めてくれた!」→「嬉しい」→「頑張ってよかった」となります。ここで一番大切なことは自分なりに頑張ったことを親が認めてくれて褒めてくれたことなんです。親側の物差しで「頑張っていない」と判断するのではなく子供側の物差しの「頑張った」にあわせてあげないといけないのです。
親はまず高望みするのはやめましょう
この「高望み」こそがすべての元凶なのです。なんとなく周りに合わせて体裁を気にしての希望は我が子を見ていません。まずは我が子をよく見てあげてください。そして丁度いい目標を子供と一緒になって探してください。そうすれば親子で納得した目標を共有できますので親の注意も聞きやすくなります。それでも注意ばかりはいけませんけど。
始めは親子一緒に勉強しましょう!その方法は・・・
例えば親御さんがお子さんに「今、数学はどんなことやってるの?」とでも質問してください。「〇〇だよ」と言われたら「それってどうやるんだったかな?ちょっと教科書見せてくれない。」とでも言って教科書を持ってきてもらい「やり方忘れたよ。どうやるか教えてくれない?」とでも言ってください。何をさせたいかと言うとお子さんに説明を親御さんにしてもらいたいのです。説明するにはしっかり理解していないとできませんし、説明を聞いた後に褒めやすいからです。例えば「今の説明でよくわかったよ。教えるの上手いね。」みたいに言えばそのうち自分から親に授業をしにくるかもしれませんよ。褒め続けたらたまには「さっきの説明はよくわかったけどこれは少しわかりにくかったな。ひょっとしてここは苦手じゃないのか?」なんて言えばお子さんは「ここ苦手なんだよ!よくわかったね!」となります。
親は環境とルールを作ることが仕事です
子供に勉強してもらうために親は「ルール」を決めてあげましょう。まあ約束事ですね。「毎日これだけ頑張ろう」みたいな感じでいいです。できたら絶対に褒めてください。できなかったら注意ではなく「無理があったか?」など話し合いをして無理なら減らしてできそうならそのままでいきましょう。そして「環境作り」はお子さんが勉強をしたくなるようにすることです。勉強部屋を用意するとかリビングでみんなで見守ってあげながらとかとにかくお子さんが勉強にすぐに取り組めて集中できる環境を作ってください。
環境作りに一役買います!
家で勉強にすぐ取り組めて集中が続く環境がつくれないなら
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