高校受験する時に必要なことが「受験校を決める」ことですね。その受験校も大きく分けると「公立高校」と「私立高校」に分かれます。ではどちらを受けたらいいのか考えてみましょう。
公立高校と私立高校の比較
〇授業料 → 無料(公立) 有料(私立)
〇施設 → 古いことが多い(公立) 新しいことが多い(私立)
〇部活動 → 全国レベルは少ないので入りやすい(公立) 強豪の部活もあり入部にためらう(私立)
〇校則 → 偏差値が高いほど厳しくない(公立) 偏差値が高いほど厳しい(私立)
ここまではわりと皆さんイメージできるような内容であるのではないか。実際、私立高校に通うことになって中学の時はサッカー部の部長を努めていた子が入学した学校がサッカーの強豪校なので、入部すらできなかったことがありました。成績の面はもちろんですが、高校に入学してから何をしたいのかよく考えて決めることを薦めます。ほかにも中学はわりと校風が厳しくなかったのに、高校の方が厳しくてびっくりする子もいましたね。
大学受験で比較してみると
親御様の本音はやはり国公立大学に入学してほしいいのではないでしょうかね。しかし国公立大学に合格するには中学の成績が最低でもオール3ぐらいの子が1年生のうちからコツコツと積み上げておかないと難しいのです。3年生から慌てて受験勉強を始めても間に合わないと判断して私立大学受験に変えることが圧倒的に多いですね。国公立大学に合格するのに一番確率が高い選択は・・・私立高校の特進クラスに入ることです。これは1年生からしっかり勉強をさせてもらえます。塾に通わなくてもいいのです。とにかく学校に任せればいい。その代わり部活動もできませんし毎日補講があるので高校生らしい生活が送れるのかと言われれば・・・クエスチョンマークがつきますね。
シミュレーションしてみましょう
公立校入学(中3内申点オール3以上の普通科) 部活動はする 塾は通う(予備校でなくて地元の小さな塾)
これなら3年間はわりと楽しく過ごせます。ですが3年になったらやはり予備校に通って受験大学に特化した勉強はした方がいいとは思います。
公立校入学(中3内申点オール3未満) 部活動する 塾は通う(大手予備校レベル)
せっかく公立高校に通っても大手予備校に通えばそれは私立高校通うより高くつくかもしれません。せめて部活動でもできればいいのですがそれもかなわなくなったら公立に通う意味はあまりないかもしれませんね。
私立入学(中3内申点33以上) 部活動しない 特進クラス 塾は通わない
これは国公立大学合格にはかなり近いかもしれません。ただこれくらいの成績の持ち主なら強豪でない部活動に入って、地元の小さな塾に通いながらでも旧帝国大学レベルでなければ十分に合格できます。
私立入学(中3内申点33未満) 部活動しない 特進クラス 塾は通わない
本当に国公立大学に合格したいならこの成績なら高校生活は勉強に打ち込みましょう。
まとめてみると
公立高校
設備等は決して新しくはないが校風はわりと自由な学校が多く、部活動もわりと入りやすくて続けやすい。勉強は偏差値が高い学校ほど何も言わなのでそれに乗じて高校生活を満喫し過ぎると大学受験に失敗してしまいます。自分でけじめをつけながら学校生活も楽しみその中で1年生からコツコツと勉強すると国公立大や私立難関大の合格も夢ではありません。3年生から慌てて受験勉強を始めて私立大学に行くのは通う高校によっては少しもったいないきがしますね。かと言って浪人して予備校に通うとなったら授業料が馬鹿になりません。やはり1年生から塾に通ってでもコツコツとやっておくのが得策です。LETS進学塾ではこのコース(公立高校入学者)の塾継続を推奨しています。
私立高校
設備は新しいことは多いのですが、校風は公立に比べて厳しいイメージがあります。部活動は自分が入部したい部が全国レベルなら入部すら叶わないこともあるのでご注意ください。私立は公立と異なり授業料の支払いがあるので塾に通うのは親御様のかなりのご負担になってしまいます。高校生らしい学校生活をするなら普通クラスに行って補講などがあれば積極的に受講してとにかく1年生からコツコツ積み上げていってほしいです。高校が私立なのでせめて大学は国公立と考えるなら特進クラスにいって3年間しっかり勉強しましょう。
どちらがいいのか
親御様の負担が一番軽いのは公立校→塾行かない→国公立大ですがこれは本当に難しいと思います。これは完全に私見ですが公立校に入学して部活動か何か打ち込めるもの見つけながら塾に通って国公立大学の合格を目指すのが色々な面で良いのではないかと思います。どしても名門大学に入学したいなら私立の特進クラスが絶対にいいと思います。
4月から受験生になる皆様
今まで全く進路のことを考えたことがない人もここでは必ず考えないといけません。将来自分は何をしたいのか、それが見つかった人はその道への適した進路を選択してください。まだ見つけられない人は、見つかった時にどんな進路でも対応できるようになるべく良い成績を残しておくと困らないでしょう。